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【2024年更新】家が長持ちする!外壁塗装の最適な時期とタイミング

「マイホームを建ててから早10年……外壁って塗り替えが必要と聞いたけど、いつが塗り替えの時期なんだろう?」 「外壁塗装は数年前に一度やってもらったけど、何年ごとにやったほうがいいの?」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外壁塗装は適切なタイミングで定期的に行うことで、大切な家を長持ちさせることができます。

この記事では、外壁塗装を行う最適な時期・タイミングを分かりやすくご紹介します。

1. 外壁塗装を行うタイミングは10年が目安

1-1. 外壁塗装・屋根塗装は築10年が目安

日本の住宅平均寿命は約30年で、これはアメリカの住宅平均寿命の3分の1と言われています。なぜこれほど違うのでしょうか?それは日本の気候に原因があります。

  • 日本は高温多湿であり、現代の日本住宅はコンクリートを基礎に使うため、床下の風通しが悪く、住宅に使用する木材が痛みやすくなっています。

大切な家を守るためには、定期的なメンテナンスが必要です。

1-2. 築10年目で塗装をすると良い理由

現在、日本の住宅の約80%を占めると言われている、窯業系サイディングボード。

  • 主成分がセメントのため防水性能はありません。そのため工場出荷時に塗装を行いますが、防水性能は5~7年で切れてしまいます。

その他の外壁材もほとんど同様で、**「築10年で1回目の塗装」**が一般的です。

塗装をするメリット:

  1. 建物の美観を保つ
    • 色あせや塗膜の汚れ・劣化を防ぎ、新築のような輝きを取り戻せます。
    • デザインや色味を変えることも可能で、気分転換にもなります。
  2. 外壁を保護する
    • 塗膜を作ることで、外壁を風雨や紫外線から守ります。
    • 定期的なメンテナンスで建物の耐久性を高め、劣化を防ぎます。

築5~7年の方は一度外装劣化診断をしてみると良いでしょう。

2. 外壁塗装を行うべき劣化のサイン

外壁の状態が気になるけれど、どのタイミングで塗り替えをすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。以下に、外壁塗装を行うべき劣化のサインを挙げます。

2-1. 外壁の色あせ
  • 劣化進行度:低
  • 塗膜の劣化が見られなくても色あせが始まっている場合は、塗り替えを検討すると良いでしょう。
2-2. チョーキング現象
  • 劣化進行度:中
  • 外壁を触ると白い粉が手につく場合は「チョーキング現象」です。放置すると外壁のひび割れやカビの発生につながる恐れがあるため、早めのメンテナンスが必要です。
2-3. 塗膜の膨れ・剥離
  • 劣化進行度:高
  • 塗膜が膨れたり剥がれたりしている場合、外壁内部への雨水浸入の恐れがあるため、早急な対策が必要です。
2-4. クラック(ひび割れ)
  • 劣化進行度:高
  • クラックが0.3mm以上の場合、早急なメンテナンスが必要です。放置すると雨水が浸入し、住宅の強度低下を招く恐れがあります。
2-5. シーリング材の塗膜剥がれ・割れ
  • 劣化進行度:高
  • シーリング部分が劣化している場合は、「増し打ち」や「打ち替え」を行い、雨水の浸入を防ぐ必要があります。

3. 外壁塗装に最適な季節~各季節のメリット・デメリット~

外壁塗装は気温5℃以上、湿度80%以下の条件であれば年中行うことができますが、季節ごとのメリット・デメリットもあります。

    • メリット:温と湿度が安定している
    • デメリット:花粉や黄砂の影響がある
    • メリット:日照時間が長い
    • デメリット:高温多湿のため、塗料の乾燥が遅くなる
    • メリット:気温と湿度が安定している
    • デメリット:台風シーズンの影響がある
    • メリット:空気が乾燥している
    • デメリット:気温が低く、塗料の乾燥が遅くなる

自分の家に最適な季節を見極めて、計画的に外壁塗装を進めましょう。

各季節のメリット・デメリットを考慮した外壁塗装のタイミング

外壁塗装を行う時期を考える際、季節ごとのメリット・デメリットだけでなく、ご家庭のライフイベントも考慮するのが重要です。

季節のメリット・デメリット

  • 春・秋
    • メリット:気温と湿度が安定しているため、塗装がしやすい。
    • デメリット:花粉や台風の影響がある場合がある。
    • メリット:日照時間が長い。
    • デメリット:高温多湿で塗料の乾燥が遅れる。
    • メリット:空気が乾燥している。
    • デメリット:気温が低く、塗料の乾燥が遅れる。

また、お盆や年末年始の親戚の集まりに合わせて施工を依頼するケースも多く見られます。このため、7月から8月や、10月から年末にかけての工事依頼が増加する傾向があります。

プロタイムズの施工数の傾向

プロタイムズの施工数を見てみると、施工がしやすい春や秋に着工数が多く、7月や11月も着工数が増える傾向があります。

4. 外壁塗装とリフォームを同じ時期に行うとお得

外壁塗装を行う際には足場を設置する必要があります。足場設置の費用を考えると、同時に他のリフォームも行うのが経済的です。

4-1. 屋根塗装

屋根塗装を行う際にも足場が必要です。外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、その都度の工事金額は安くなりますが、トータルで見ると費用が高くなります。足場を一度かけたときに両方の塗装を同時に行うのがおすすめです。

4-2. 太陽光パネルの設置

太陽光パネルの設置にも足場が必要です。同時に外壁塗装や屋根塗装を行うことで、費用を抑えることが可能です。ちなみに、太陽光パネル設置後に屋根塗装を行う場合は、太陽光パネル以外の部分を塗装するのが一般的です。

まとめ

外壁塗装を行うタイミングは、お家の築年数や劣化状況によって異なります。

築10年目を迎えるタイミングや外壁に気になる症状が出た際には、そのまま放置せず、業者に外壁の劣化診断を依頼しましょう。

そして、外壁塗装を行うことが決まったら、ご家庭のライフイベントやその他のリフォームの予定に合わせて、最適な時期を決定しましょう。

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