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ガルバリウム鋼板の屋根材について知っておきたいこと
ガルバリウム鋼板は、外壁や屋根の改修工事に広く使われている素材です。その特徴や注意点をわかりやすく解説します。
要するに「メッキを塗った錆びにくい鋼の板」
- ガルバリウム鋼板は、「メッキを塗った錆びにくい鋼の板」です。
- トタンよりも耐久性が高く、30年以上も持ちます。
- 全国的には、金属の屋根材といえばほとんどガルバリウム鋼板が使われています。
基本性能
- 厚みは0.35mm~0.5mmで、鋼の板にメッキを塗っています。
- 重さは約4kg/㎡(100㎡で車1台の半分)。
- 耐久性は約30年。
メッキの違いで長持ち!
- トタンは早く錆びることがありますが、ガルバリウム鋼板は傷がついてもアルミが断面に流れて保護し、亜鉛の消耗が遅いため長持ちします。
- 注意点:海の近くや水が溜まりやすい場所では耐久性が低下することがあります。
ガルバリウム鋼板の国内生産は30年以上前から
- ガルバリウム鋼板は1982年に国内で生産されています。
- 安価で手に入り、軽くて錆びにくい素材として注目されています。
- 屋根・壁・雨どいだけでなく、物置やポストにも使われています。
塗膜の質と特殊加工の違い
- 塗膜の質:美観だけでなく、メッキの部分を守る役割もあります。フッ素樹脂が焼き付けられているものは30年以上綺麗が持続します。
- 特殊加工:断熱材付きは断熱性能に優れ、石粒付きは雨音の軽減に優れています。注意点として、石粒付きは表面の石がしばらく落ちてくることがあります。
ガルバリウム鋼板は、外壁や屋根の改修において優れた素材であり、選ぶ際には塗膜の質や特殊加工を考慮しましょう。
ガルバリウム鋼板の選び方と注意点
ガルバリウム鋼板は、外壁や屋根の改修に広く使われている素材ですが、選ぶ際にはいくつかのポイントに注意が必要です。以下に、ガルバリウム鋼板の選び方と注意点をまとめました。
- 過剰な売り文句に注意が必要
- 「メンテナンス不要で長持ちです」「夏に暑くなりません」「錆びません」といった売り文句は、現実的ではありません。
- 定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。風で飛んできた石などで傷がついた場合も注意が必要です。
- カバー工法は特別安いわけではない
- ガルバリウム鋼板を使ったリフォームでよく勧められるカバー工法は、元の屋根材を剥がさなくてもいいため工期が短いと言われますが、実際は葺き替えとあまり変わりません。
- ガルバリウム鋼板は安いように思えますが、材料費や施工費がかかります。
- 施工は簡単になっているが、注意が必要
- ガルバリウム鋼板は簡単に施工できる商品が増えていますが、傷がつかないよう取り扱いには十分注意が必要です。
- 施工業者の選定も重要で、雑な扱いをしない業者を選ぶべきです。
- すべての人にガルバリウム鋼板が適しているわけではない
- 住まい方によってはガルバリウム鋼板が適していない場合もあります。
- お客様のニーズに合わせて選ぶことが大切です。
ガルバリウム鋼板は、適切な選定と適切な施工業者を選ぶことで、耐久性と美観を保つことができます。