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バルコニーのメンテナンス完全ガイド!防水・笠木・排水のお手入れと費用

バルコニーは洗濯物を干したり、小さな鉢植えを育てたりと意外と利用することが多い場所です。しかし、汚れや傷みが気になることも少なくありません。実は、バルコニーやベランダは雨漏りの原因になりやすい場所です。屋根のような傾斜がなく、水が溜まりやすいためです。そこで、バルコニーやベランダのメンテナンス方法について詳しく解説します。

バルコニー・ベランダ・テラスの違い
  • バルコニー: 2階以上の張り出し部分、屋根なし
  • ベランダ: 2階以上の張り出し部分、屋根あり
  • テラス: 1階掃き出し窓の前の台状スペース

本記事では、バルコニーとベランダを特に区別せずに解説します。

1. バルコニー・ベランダのメンテナンス必要箇所

バルコニーやベランダでお手入れが必要になるのは、主に次の3か所です:

  • 床面の防水
  • 笠木・手すり
  • 排水口(ドレン)

それぞれに現れる劣化症状や、メンテナンスが必要な理由を解説します。

1-1. 床面の防水

床面の防水は、最も重要なメンテナンス箇所です。水が溜まりやすいため、定期的に防水施工が必要です。築5~10年がメンテナンスの目安です。

  • 防水のひび割れ:小さな隙間からも水が染み込みます。
  • 防水の剥がれ:トップコートが剥がれると、雨漏りの原因になります。
  • 雨漏り:下の部屋への雨漏りは大規模な改修工事が必要です。
1-2. 笠木・手すり

笠木は、バルコニーの壁の上にある板金部分です。継ぎ目に隙間ができたり、歪んだりすると、雨漏りの原因になります。

  • 継ぎ目:コーキングやカバーのチェックを忘れずに。
  • めくれ:物をぶつけるなどでめくれると、雨が吹き込みます。
1-3. 排水口(ドレン)

排水口の詰まりは、雨漏りの原因となります。定期的に掃除して詰まりを防ぎましょう。

  • 詰まり:砂や落ち葉が溜まりやすいので、掃除が必要です。

2. 最重要!バルコニー防水のメンテナンス方法と費用

防水工事は、新しく防水層を作り直すことが必要です。トップコートのみの塗装はおすすめしません。

2-1. 10年を過ぎたら防水工事

以下の表は、防水工事の種類と費用相場です:

防水種類費用相場耐用年数
ウレタン防水4,000~7,000円/㎡7~15年
FRP防水5,000~7,000円/㎡10~12年
シート防水5,000~8,000円/㎡15~20年

DIYは技術が必要なため、専門業者に依頼することをおすすめします。

2-2. トップコートのみ塗装はおすすめしない

トップコートは剥がれやすく、後でトラブルになることが多いため、きちんと防水工事を行いましょう。

3. 笠木は隙間の補修か交換工事

  • コーキング補修:800円~/箇所
  • 笠木交換:15,000~30,000円/m

雨漏りが発生していた場合は、追加の工事が必要です。

4. 排水は定期的な水洗いで詰まり防止

排水口の掃除は簡単です:

  • 大きなごみを取り除く
  • ホースで水を流す
  • 頑固な詰まりは歯ブラシでこする

半年に一度の水洗いや、排水口カバーの設置などで詰まりを防止しましょう。

5. バルコニー防水は外壁・屋根塗装と一緒にやると安心!

外壁や屋根の塗装工事とバルコニーの防水工事をセットで行うことをおすすめします。以下の理由があります。

  • 一括メンテナンス: メンテナンススケジュールが一元化できる
  • 効率的: 高圧洗浄を一度で済ませられる
  • 二度手間防止: 雨漏りを防ぎ、将来の修繕工事を減らす

まとめ

バルコニーやベランダのメンテナンスが必要な箇所は「床面の防水」、「笠木・手すり」、「排水口(ドレン)」の3つです。特に床面の防水は重要ですので、ひび割れや剥がれが見られたら早めにメンテナンスを検討しましょう。また、防水工事は外壁・屋根塗装とセットで行うと、効率的かつ安心です。気になる方は、専門業者に点検を依頼してみてください。

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