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プロ直伝!適切な屋根点検の方法と失敗しない業者見極め3つのコツ

屋根点検の重要性

「最近、屋根の状態が気になる…」「点検したいけど、どうすればいいの?」そんな不安を抱えている方も多いでしょう。屋根は普段見えない部分だからこそ、定期的な点検が重要です。雨や台風などの天候に最も影響を受けるため、まめに確認しておくことが大切です。

この記事では、住宅メンテナンスのプロが屋根点検の方法を写真付きで解説します。具体的なポイントが分かるので、ぜひ参考にしてください。

自分で屋根に上るのは危険!安全な点検方法

重要: 自分で屋根に上るのは非常に危険です。屋根に上らずにできる点検方法をご紹介しますので、こちらを実践してみてください。

屋根点検のタイミングと業者の選び方

屋根点検の最適なタイミングや、信頼できる点検・修理業者の選び方、修理の費用相場もまとめています。この記事を最後まで読むことで、屋根の現状が分かり、問題があったときには適切な対処ができるようになります。

大切なお家の屋根のために、ぜひじっくりとお読みください。

1. 建材別:屋根点検の方法とチェックポイント

屋根点検は、屋根材の種類によって見るべきポイントが変わります。ここでは、スレート屋根、瓦屋根、金属屋根それぞれの点検チェックポイントを解説します。

スレート屋根

スレート屋根はセメントが主成分の薄い板状の建材で、棟板金、釘、吸水、コケ、ひび、反りが主な点検ポイントです。

  • 棟板金: 浮き、つなぎ目のコーキング劣化、錆びをチェック。
  • : 浮き、抜け、錆びを確認。
  • 吸水: 水をかけて吸い込むか弾くかをチェック。
  • コケ: 緑や黄色のつぶつぶが付着していないか。
  • ひび: ひび割れが起こっていないか。
  • 反り: 反りが起きていないか。
瓦屋根

瓦屋根は粘土を焼き固めたもので、棟瓦の漆喰、ビス、番線、瓦のズレ、割れが主な点検ポイントです。

  • 漆喰: 崩れたり剥がれたりしていないか。
  • ビス: 浮いていないか。
  • 番線: ズレたり切れたりしていないか。
  • 瓦のズレ: 瓦がズレていないか。
  • 瓦の割れ: 割れていないか。
金属屋根

金属屋根はトタンやガルバリウム鋼板が主流で、棟板金、釘、色あせ、錆びが主な点検ポイントです。

  • 棟板金: 浮き、コーキングの劣化をチェック。
  • 釘・ビス: 浮きやゆるみがないかを確認。
  • 色あせ: 日当たりの良い南面の色あせをチェック。
  • 錆び: 錆びが出ていないか確認。

2. 自分でのぼって点検はNG!3つの理由

  1. 高所なので非常に危険
    • 屋根は高所で不安定、転落のリスクが高い。
  2. 屋根を傷めるリスクがある
    • 不適切な歩き方で屋根材を破損する可能性。
  3. 専門家でないと細かい症状に気づけない
    • 初期症状を見逃してしまうリスクが高い。

3. 比較的安全にできる自主点検の方法

自分でできる安全な点検方法をいくつかご紹介します。

  1. 2階の窓から1階屋根を見る
    • 窓から身を乗り出さないように注意。
  2. ベランダに脚立を立てて覗き込む
    • ベランダ内も高さがあるため、2人で行う。
  3. 坂道やご近所の家から見る
    • 遠目から全体の様子を確認。
  4. 屋根裏を見る
    • 屋根裏の点検口から入って、水の染みや断熱材の湿りをチェック。

4. 屋根点検に最適なタイミング

  • 3~5年に一度
    • 定期的な点検で問題を早期発見。
  • 台風や大雪などの災害後
    • 大きな天候変化の後には特に注意。

5. 信頼できる点検・修理業者を選ぶポイント

  1. 軽補修から葺き替えまで幅広い工事実績がある
    • 幅広い経験がある業者を選ぶ。
  2. 細かく写真を撮ってくれる
    • 点検箇所の写真を提供してくれる業者。
  3. 火災保険の提案をしてくれる
    • 保険を活用した修理提案をしてくれる業者。

6. 屋根修理の費用相場

屋根修理の費用は内容や業者によって異なりますが、見積もりを複数取ることが大切です。

まとめ

屋根点検は、住宅の長寿命化に欠かせない重要な作業です。定期的な点検と適切な修理で、安心して住み続けられる住まいを保ちましょう。プロの手を借りながら、大切なお家を守っていきましょう。

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