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外壁・屋根塗装に最適な季節
名古屋にお住まいの方にとって、外壁や屋根の塗装に最適な季節についてご紹介します。結論から言うと、名古屋では特定の季節にこだわる必要はありません。気候が穏やかで、年間を通じて塗装工事が可能です。ただし、季節ごとの特徴を把握しておくことも重要です。以下に詳しく説明します。
塗装ができない気温や湿度とは?
気温が5度以下の時
- 日中の気温が5度以下になるのは稀ですが、真冬の夕方や夜間は避けるべきです。
- 理由:塗料が十分に硬化する前に気温が下がることで、塗装が失敗するリスクがあります。
湿度85%以上の時
- 雨が降る時やその直後が主な該当時間です。
- 理由:湿度が高いと塗料が乾きにくく、作業の効率が悪くなります。
季節によるメリット・デメリット
春(3月~5月)
- メリット: 気候が穏やかで、作業がしやすい。
- デメリット: 人気シーズンのため、工事が立て込むことがあります。
夏(6月~8月)
- メリット: 塗料の乾燥が早い。
- デメリット: 熱中症対策が必要で、工期が延びることがあります。
- 梅雨の影響: 雨の多い時期ですが、職人さんは比較的落ち着いて作業できます。
秋(9月~11月)
- メリット: 気候が良く、作業効率が高い。
- デメリット: 台風シーズンで足場シートの管理が必要。
冬(12月~2月)
- メリット: 名古屋では天候の影響が少ない。
- デメリット: 霜が降りる時期には屋根塗装が難しい。
劣化状況から判断する最適な塗装時期
屋根の塗装時期
- 屋根材(1次防水)の劣化が進んだ場合、10年~15年が塗り替えの目安。
- ルーフィング(2次防水)の耐用年数は15年~20年。
- 屋根材の劣化を放置すると、2次防水にも影響が出ます。
外壁の塗装時期
- シーリング(コーキング)の劣化がサイン。
- 外壁材(1次防水)の劣化よりも、2次防水(フェルト・透湿防水シート)の劣化が問題です。
- シーリングの破断を放置すると、2次防水の劣化が早まります。
沖縄の防水工事に関する豆知識
- 沖縄のRC造(鉄筋コンクリート造)の新築工事では、バルコニーや陸屋根の防水施工は行いません。
- コンクリートの水密性が高いため、防水工事が不要とされています。
- 経年劣化後にクラックなどが発生してから防水工事を行うのが一般的です。
まとめ
外壁や屋根の塗装には、建物を美しく保つことと長寿命化させることの2つの目的があります。劣化状況を見極め、適切な時期に塗装を行うことが大切です。また、予算や長期的な計画も考慮し、無駄のないメンテナンスを心がけましょう。