お役立ち情報
USEFUL
外壁塗装・屋根修理の予備知識
外壁修理や屋根修理を検討している方に向けて、全般的な知識と役立つ情報を分かりやすく解説します。費用相場や業者選びのポイントについて、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の費用相場とは?
外壁塗装にかかる費用は、延床面積(坪数)によって異なります。以下に、坪数ごとの費用相場をまとめました。
坪数 | 延床面積 | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|---|
10坪 | 33㎡ | 36~56㎡ | 約20~40万円 |
20坪 | 66㎡ | 73~112㎡ | 約40~70万円 |
30坪 | 99㎡ | 109~168㎡ | 約60~100万円 |
40坪 | 132㎡ | 145~224㎡ | 約80~130万円 |
50坪 | 165㎡ | 182~281㎡ | 約100~160万円 |
60坪 | 198㎡ | 218~337㎡ | 約120~200万円 |
70坪 | 231㎡ | 254~393㎡ | 約140~230万円 |
80坪 | 264㎡ | 290~449㎡ | 約160~260万円 |
90坪 | 297㎡ | 327~505㎡ | 約180~290万円 |
100坪 | 330㎡ | 363~561㎡ | 約200~320万円 |
注意点
- 見積もりが相場より高すぎる場合、下請け業者の中間マージンが含まれているかもしれません。
- 安すぎる場合は、工事の質や塗料の品質が低い可能性があります。
外壁塗装の内訳
外壁塗装の費用は、「材料・塗料費」「人件費」「足場代」「運営費・諸経費」の4つに分けられます。
1. 材料・塗料費
- 塗料の種類と費用相場(1㎡あたり)
塗料の種類 耐用年数 塗料単価 シリコン塗料 7~10年 1,800~3,500円 フッ素塗料 15~20年 3,000~5,000円 セラミック塗料 10~25年 3,500~5,000円 無機塗料 15~20年 3,500~5,500円 光触媒塗料 15年~ 5,000~5,500円 例:延床面積40坪(塗装面積158㎡)の塗料費用
- シリコン塗料:158㎡×1,800~3,500円=28万4,400~55万3,000円(20年間で約3回、85万3,200~165万9,000円
- 無機塗料:158㎡×3,500~5,500円=55万3,000~86万9,000円(20年間で1回)
2. 人件費
- 工事項目と費用相場(1㎡あたり)
工事項目 費用相場 内容 高圧洗浄 100~300円 塗料を馴染ませるため 飛散防止ネット 100~200円 塗料の飛散防止 養生 250~400円 塗装しない部分の保護 施工費 1,000~2,000円 業者による シーリング増し打ち 500~1,000円 ひび割れ補修 シーリング打ち替え 900~1,500円 ひび割れ補修(古い目地を除去) 下地補修 1,700~2,500円 劣化した下地の補修
3. 足場代
- 足場の種類と費用相場(1㎡あたり)
足場の種類 費用相場 メリット デメリット くさび(ビケ)足場 800~1,200円 設置が早い、安全性高い 騒音が出る 枠組み足場 1,000~2,000円 高層階対応、安全性高い 資材置き場必要 単管ブラケット足場 800~1,200円 比較的安全 設置が遅い 単管足場 600~800円 狭い場所に対応 安定性に欠ける 脚立足場 360円/1mあたり 組み立てが簡単 落下の危険
4. 運営費・諸経費
- 項目と費用相場(1㎡あたり)
項目 費用相場 交通費 業者による 現場管理費用 100~200円 廃材処理費用 250~400円
遠方の業者に依頼すると交通費が割り増しになることもあります。地域密着の業者に依頼するのがおすすめです。
外壁塗装の注意点と業者選び
注意点
- 格安の塗装業者に注意
- 必要な材料費や人件費を考えると、相場よりも安すぎる業者は何らかのデメリットがあるかもしれません。
- 訪問販売業者に注意
- 即決を促す訪問販売業者は、悪徳業者の可能性が高いです。
- 見積りサイトの利用には注意
- 見積りサイトには手数料が含まれており、最終的に費用が高くなることがあります。
業者選びのポイント
- 信頼できる業者を選ぶ
- 会社が10年以上続いている
- 建設業許可証を持っている
- 一級建築塗装技能士が在籍している
- 相見積りを取る
- 近隣の複数業者から見積りを取りましょう。
- お得な時期に工事を行う
- 梅雨や冬場などの閑散期に見積りを依頼することで、割引を受けられる可能性があります。
まとめ
外壁塗装や屋根塗装の費用相場を理解し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。見積もりが高すぎる、あるいは安すぎる業者には注意し、適正な価格で高品質な工事を依頼しましょう。長期的な視点でメンテナンス計画を立てることで、安心して住まいを維持できます。