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屋根修理業者の探し方・失敗しない選び方を解説

屋根修理はリフォームの中でも特に重要な工事です。この記事では、屋根修理を安心して任せられる業者の探し方や選び方について、プロの視点から詳しく解説します。修理の費用相場や悪徳業者の手口も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

屋根修理業者の探し方

屋根の修理は頻繁に行うものではないため、多くの方にとって初めての業者探しになることが多いです。ここでは、屋根修理を依頼できる業者の探し方について紹介します。

  1. 知人や自治体に紹介してもらう
  2. 家を建てたハウスメーカーや工務店に相談する
  3. チラシ・広告から探す

インターネット上には屋根修理業者を一括で紹介し、複数の修理業者へ一括で見積もり依頼ができるオンラインサービスもあります。このようなサービスを利用することで、希望する工事内容やメールアドレスなどを入力するだけで見積もりをもらえるため、効率的に業者を探すことができます。

また、サイト側で優良な業者を選定しているため、安心して利用できます。サービスによって、見積もり依頼できる業者の数や、結果が分かるまでの期間が異なることもあります。

知人や自治体に紹介してもらう

知人や友人からの紹介

友人や知人が修理業者を知っている場合、紹介してもらうのも一つの方法です。親交がある知人からの紹介なら、見積もりから修理までスムーズに進むことが多いです。ただし、紹介してもらった業者が必ずしも優良で、希望に沿った工事をしてくれるとは限りません。

自治体の紹介

全国各地の自治体も公式ホームページで修理業者の紹介を行っています。一定の水準をクリアした業者を紹介しているため、信頼性が高いと考えられます。自治体が紹介している修理業者は、地域に根差した業者が多く、その地域の気候や景観に合わせた修理を行ってくれます。また、実際に修理業者を利用した住民の口コミも見つけやすいです。詳しくは、お住いの地域の自治体公式ホームページを確認してみてください。

家を建てたハウスメーカーや工務店に相談する

新築工事を請け負ったハウスメーカーや工務店は、建築後のアフターフォローを行っていることが多いです。手厚い保証を設けていることも多く、数十年に及ぶ長期保証をしている場合もあります。アフターサービスや保証内容によっては、無償で修理を受けられる可能性もあります。保証を適用できる条件が業者ごとに異なるため、まずはサポート窓口に相談してみましょう。

チラシ・広告から探す

新聞の折り込み広告やポスティングチラシなどでプロモーションを行っている業者も多くあります。このようなプロモーションをしている業者は、地域密着型の営業を行っていることが多く、スピーディに対応してもらえることがメリットです。広告で気になる業者があれば、公式サイトなどからさらに情報収集し、無料相談会などに参加してみてもよいでしょう。

【業者選びの前に】屋根修理業者の種類を知ろう!

屋根修理を行える業者にはいくつかの種類があります。主な業者の種類と特徴について解説します。

種類特徴
工務店木造住宅や店舗の新築工事、増改築、リフォーム、リノベーションなど幅広い工事を請け負う
地域密着型が多く、スピーディな対応が魅力
業者によっては、屋根修理の仕上げを下請けに依頼することもあり、中間マージンが発生する場合も
リフォーム業者建築工事、足場工事、塗装工事などを一括で対応可能
すべての工事を一社にまとめて依頼できる
技術レベルに差があり、経験の少ない業者に依頼すると、症状が悪化する恐れも
塗装業者足場の組み立てから塗装、屋根工事まで対応
余計な中間マージンが発生しないため、コストパフォーマンスに優れる
塗装工事のみの業者もあり、他の業務を外注するため費用が増える場合も

屋根修理業者の選び方

屋根修理業者を選ぶには、まず自身のニーズに合った業者を見つけるために、業界知識を持ち、選び方を理解することが大切です。ここでは、屋根修理業者の選び方について具体的に解説します。

修理内容に合わせて業者を選ぶ

屋根の修理内容によって適した業者を選ぶのが基本です。以下に修理内容ごとに適した業者を紹介します。

  • 屋根塗装の劣化:塗装が剥げて見た目が悪くなった場合は、専門の塗装業者が最適です。
  • 雨漏り:迅速な対応が必要な場合は、地域密着型の工務店が良いでしょう。
  • 部分的な葺き替えや塗装工事:総合的に対応できるリフォーム会社が安心です。業者によって得意な修理内容が異なるため、依頼前にその業者が多く受注している修理内容を確認しておくことが重要です。
複数業者から見積もりを取って比較する

見積もりは一社だけでなく、複数社から取ることが大切です。以下のポイントに注意しましょう。

  • 費用の比較:材料費、人件費、利益率などが異なるため、複数の見積もりを比較します。
  • 工事内容の確認:使用する材料や具体的な工事内容もチェックし、安価な見積もりが適切かどうか確認しましょう。

複数の見積もりを取ることで、法外な金額を請求する悪徳業者を避けることができます。

現地調査で業者の対応をチェック

見積もり時の現地調査は業者の対応を確認する良い機会です。以下のポイントをチェックしましょう。

  • 丁寧な調査:屋根の状態を細かく確認しているか。
  • わかりやすい説明:調査結果をわかりやすい言葉で説明してくれるか。

親身になって対応してくれる業者は信頼できる可能性が高いです。逆に調査を行わない業者には注意が必要です。

屋根修理で悪徳業者に引っかからないためのポイント

悪徳業者に引っかからないために、以下のポイントを押さえましょう。

悪徳業者の手口を知っておく

悪徳業者の手口は以下の通りです。

  • 不安を煽る:屋根の状態を適当に調査し、「このままでは大変なことになる」と不安を煽る。
  • 契約を急かす:契約を急がせ、高額な工事契約を結ぼうとする。

飛び込み営業や訪問販売には特に注意が必要です。他の業者にも確認してもらい、慎重に判断しましょう。

屋根修理の相場を確認する

屋根修理の相場を知っておくことも重要です。

  • 相場との比較:見積もりが相場と大きく異なる場合は注意。
  • 安すぎる修理費用:手抜き修理の可能性があるため、理由を確認しましょう。

適正価格で修理を依頼するためにも、事前に相場を把握しておくことが大切です。

ネットで業者の口コミをチェック

ネットで業者の口コミや評判を確認することで、信頼性を判断できます。

  • 口コミサイト:屋根修理業者に関する口コミを集めたサイトをチェック。
  • 社名の検索:詐欺まがいの行為をしていないか、ネットで調べる。

情報が少ない業者や、悪い評判が多い業者は避けましょう。

屋根修理の費用・相場と修理期間

初めて屋根修理を依頼する際、費用や修理期間がどのくらいかかるのか気になりますよね。ここでは、一般的な屋根修理の費用相場と修理期間について詳しくご説明します。

屋根修理の相場

屋根修理の費用は、修理内容によって大きく異なります。以下に、一般的な修理内容とその相場をまとめました。

部分修理の相場

修理内容相場
部分的な瓦の差し替え1~5万円
雨漏りの修理5~30万円
部分的なスレートの差し替え1~5万円
棟板金の交換3~10万円
漆喰の補修や充填3~10万円

全体修理の相場(30坪の場合)

修理内容相場
屋根全体の塗装40~80万円
屋根の葺き替え60~200万円

実際の費用は、足場の組みやすさや使用する屋根材など、さまざまな要素によって決まりますが、上記の相場が目安となります

屋根材別の相場

屋根材によっても費用は異なります。以下に代表的な屋根材の平米単価をまとめました。

屋根材平米単価
コロニアル5,000~8,000円
8,000~12,000円
本瓦50,000円~
ガルバリウム鋼板6,000~9,000円
鋼板18,000~20,000円

一般的な住宅には瓦やコロニアル、ガルバリウム鋼板がよく使われます。本瓦や銅板は、寺社や城郭などで使用されることが多い屋根材です。

屋根修理の期間

屋根修理にかかる期間は、修理内容や業者の技術レベルによって異なります。

部分修理の期間

  • 瓦の差し替え:半日程度
  • 部分的な塗装:1~3日

全体修理の期間

  • 屋根全体の塗装:1~3日
  • 屋根の葺き替え:8~10日

実際の修理期間は、屋根の状態や修理内容によって変わるため、見積もり時に確認することが大切です。必要に応じて仮住まいの準備も検討しましょう。

修理業者選びのポイント

屋根修理業者を選ぶ際は慎重に行いましょう。適切な業者を選ばないと、費用が高くなるだけでなく、手抜き工事のリスクもあります。信頼できる業者を見つけるためのポイントを押さえておきましょう。

自治体によっては、屋根修理の補助金が出ることもありますので、費用負担を軽減するためにもチェックしてみてください。

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