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屋根塗装と同時に行う棟板金(むねばんきん)のメンテナンス!
方法&費用も紹介
棟板金とは?
棟板金は、スレート屋根や金属屋根の頂部分に設置されている金属製の建材です。次のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
- 棟板金はメンテナンスが必要?
- 屋根塗装をする時に、棟板金のメンテナンスもすべき?
棟板金のメンテナンスが必要な理由
棟板金は時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。劣化が進行すると、以下のようなリスクが生じます
- 雨漏り
- 棟板金が外れ、落下する
これらのリスクを防ぐためには、劣化が進行する前に棟板金をメンテナンスする必要があります。棟板金のメンテナンスは屋根塗装と同時に行うのがおすすめです。
この記事では、以下の内容について解説します。
- 棟板金のメンテナンス方法&費用相場
- よくあるQ&A
棟板金とは?屋根のどの部分?
棟板金は、屋根の頂部分に設置されている金属製の建材です。以下の屋根に設置されています。
- スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
- 金属屋根(ガルバリウム鋼板)
すべての屋根に棟板金が設置されているわけではなく、一部の屋根には設置されていない場合もあります。棟板金は、屋根の頂部分から雨水が浸入するのを防ぐ役割があります。
屋根塗装とあわせて“棟板金”のメンテナンスも検討すべし
棟板金のメンテナンスをせずに放置すると、どうなる?
棟板金は時間の経過とともに劣化し、次のような症状が見られるようになります。
- 貫板(ぬきいた)の腐食(貫板が木材の場合)
- 雨漏り
※棟板金や貫板の下には防水シート(ルーフィング)があるため、劣化箇所から雨水が浸入してもすぐに雨漏りが発生することはありません。しかし、雨水が浸み込み続けると、防水シートの劣化が促進され、雨漏りにつながる可能性があります。
さらに劣化が進行すると、棟板金が外れ、屋根から落下するリスクも生じます。
- 外壁・車などが傷つく
- 窓ガラスが割れる
隣近所との距離が近い場合は、隣近所でも被害が生じることがあります。最悪の場合、落下した棟板金が人に当たってしまうリスクもあります。
棟板金のメンテナンスは屋根塗装と同時にするのがオススメ
多くの場合、屋根塗装が必要なタイミングで棟板金のメンテナンスも必要になります。屋根塗装と棟板金のメンテナンスを同時に行うと、以下のメリットがあります。
- 作業費用の節約
- 時間の節約
そのため、基本的には屋根塗装のタイミングで棟板金のメンテナンスも行うのがおすすめです。
屋根塗装と棟板金のメンテナンスを同時にするメリット
-
屋根全体がキレイになる
- 屋根塗装だけ行うと、棟板金の汚れや傷みが目立ってしまいます。同時にメンテナンスを行うことで、屋根全体がキレイになります。
- ※棟板金を部分補修だけでメンテナンスした場合を除く。
-
あ時間や手間が省ける
- 屋根塗装と同時に棟板金のメンテナンスを行えば、後から別途メンテナンスを検討する必要がなくなります
- 業者探し、見積り依頼、工事の日程調整などの手間が省けます。 メンテナンスを後回しにしてトラブルを避けるためにも、屋根塗装と一緒に行うのが賢明です。
-
トータル費用を抑えられる
- 屋根塗装と棟板金のメンテナンスを別々に行うと、それぞれに足場の設置費用がかかります。同時に行うことで足場設置費用が1回分で済み、費用削減につながります。
棟板金のメンテナンス方法&費用まとめ
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部分補修+塗装
- 部分補修
- 釘の打ち直し
- シーリング補修
- 塗装
- 下塗り ⇒ 中塗り ⇒ 上塗り
- サビがある場合は除去してから塗装
- 防錆材・錆止め塗料を使用
- 費用相場:4.5万円~15万円(足場費用含まず)
- 部分補修
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棟板金の交換
- 部分補修+塗装では対応できない場合、棟板金の交換が必要です。
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劣化症状
- サビで大きな穴があいている
- 一部が外れ変形している
- 貫板(木製)が腐食している場合は貫板の交換も必要
- 費用相場:10万円~32万円(足場費用含まず)
棟板金のメンテナンスの必要有無&方法はプロに相談
棟板金のメンテナンスが必要か、どの方法がベストか、費用はどのくらいか、そもそも棟板金があるかどうかは、プロに相談しましょう。
よくある棟板金のメンテナンスに関するQ&A
- Q:塗装業者は棟板金のメンテナンスもできる?
- A:多くの塗装業者は棟板金のメンテナンスもできます。依頼する塗装業者に確認するか、施工実績をチェックしましょう。
- Q:屋根と棟板金の塗装には同じ塗料を使用しても問題ない?
- A:上塗りには同じ塗料を使用しますが、下塗りはケースバイケースです。スレート屋根の場合、別の下塗り塗料を使用します。棟板金には防錆材・錆止め塗料を使用します。
まとめ
棟板金は時間の経過とともに劣化し、雨漏りや落下のリスクが生じます。劣化が進行する前にメンテナンスを行いましょう。棟板金のメンテナンスは、屋根塗装と同時に行うのがオススメです。