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防水工事の種類と特徴を解説|外壁修理・屋根修理に役立つ情報
家を守るためには、外壁修理や屋根修理が欠かせませんが、それに関連する「防水工事」も非常に重要です。防水工事の知識を身につけて、適切な工事方法を選びましょう。
防水工事の種類と特徴
防水工事には主に以下の4種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
- ウレタン防水
- アスファルト防水
- シート防水
- FRP防水
各防水工事の比較表
防水工事の種類 | 特徴 | 費用相場(1㎡あたり) | 耐用年数 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
ウレタン防水 | 万能性が高い | 5,000~7,000円 | 10~15年 | - 施工場所を選ばない - 比較的安価 - 建物への負担が少ない | - 職人の技量に左右される - ウレタン樹脂特有の匂い |
アスファルト防水 | 最も高い耐久性 | 5,000~8,000円 | 15~30年 | - 歴史が古く信頼性が高い - 耐用年数が長い | - 重量があり建物への負担が大きい - 施工場所が限定される - 匂いや煙が発生 |
シート防水 | 低コスト・短工期 | 4,000~6,000円 | 10~15年 | - 耐候性に優れる - 工期が短い - 価格が安い | - 複雑な形状には対応できない - ゴムシートは鳥害に弱い |
FRP防水 | 軽さと耐久性の両立 | 5,000~8,000円 | 10~12年 | - 軽量で建物への負担が少ない - 耐久性が高い - 工期が短い | - 紫外線に弱い - 伸縮性がなくヒビ割れやすい - 化学物質による臭気が発生 |
ウレタン防水の詳細
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を複数回塗布し、継ぎ目のない防水層を作ります。
- 密着工法:下地に直接ウレタン樹脂を塗る工法。コストが低く短期間で施工可能ですが、下地に水分が含まれていると膨れが生じる可能性があります。
- 通気緩衝工法:通気緩衝シートを下地に貼り、その上からウレタン樹脂を塗る工法。耐久性が高く、膨れのリスクが低いです。
アスファルト防水の詳細
アスファルトシートを用いる防水工事です。
- 熱工法:アスファルトを溶かしてシートを貼る方法。防水性能が高いですが、匂いや煙が発生します。
- 常温粘着工法:常温でアスファルトシートを接着する方法。匂いや煙が発生せず広い場所でも施工可能ですが、防水性能が若干劣ります。
- トーチ工法:シートの裏側のアスファルトをバーナーで溶かして接着する方法。熱工法のデメリットを改善し、狭い場所でも施工可能です。
シート防水の詳細
塩ビやゴム製のシートを用いる工法です。
- 密着工法:下地に直接シートを貼る方法。雨漏り箇所には不向きです。
- 機械的固定工法:固定ディスクを用いてシートを固定する方法。下地の影響を受けにくいです。
FRP防水の詳細
ガラス繊維シートにポリエステル樹脂を塗布する工法です。
- 特徴:軽量で耐久性が高い。工期が短く複雑な形状にも対応可能。
- デメリット:紫外線に弱く、伸縮性がないため地震時にヒビ割れのリスクがあります。
適切な防水工事を選ぶには
防水工事の選定は専門業者に任せるのが最適です。各工法には得手不得手があり、施工場所や条件に合った工法を選ぶことが重要です。信頼できる業者を選ぶためのポイントとして、職人が直営する地元の専門業者に相談することをお勧めします。
まとめ
防水工事は家を守るために非常に重要です。適切な工事方法を選ぶために、防水工事の種類や特徴を理解し、信頼できる専門業者に相談することが大切です。外壁修理や屋根修理を考える際に、このガイドを参考にして、最適な選択をしてください。